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しばきた消化器外科・肛門クリニック

便秘|兵庫県 神戸市の しばきた消化器外科・肛門クリニック

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ドラッグストアーの便秘薬コーナーで販売されているたくさんの薬を見ますと、あらためて便秘で苦しむ人の多さを実感します。
便秘治療には時間と根気が必要です。少しずつ改善を目指して頑張っていきましょう。

1
便秘に対し専門的な検査、治療を行っています。
2
生活習慣や食事指導、薬剤処方の他、必要な患者様に対してリハビリを行っています。
3
漢方薬による治療も積極的に行っています。

少しむずかしい話になりますが・・
従来、便秘は日本において大腸癌等が原因の器質性便秘を除けば、高齢者に多い弛緩性便秘、直腸が原因の直腸性便秘、過敏性腸症候群と関連のある痙攣性便秘等に分類されていました。ただし欧米をはじめ世界的には上記分類は使用されていません。
実際、便秘で困っておられる方にお話しをうかがうと、一言で便秘といっても、次の3通りの症状に分けられます。

  • 便の回数が少なくて困っている
  • 便が硬くて困っている
  • 便がすっきり出ずに残便感にて困っている

当院においては大腸癌等の器質性便秘が除外された便秘に対して、その症状に応じて便の回数の少ない排便回数減少型、排便がすっきりいかない排便困難型の2種類に分けています。


大腸通過時間検査

さらに…

1.排便回数減少型
  • 腸の動きが悪く便秘になる大腸通過遅延型
  • 腸の動きは正常であるが便秘になる大腸通過正常型
2.排便困難型
  • 肛門付近にてうまく神経や筋肉が連動せずに便が出しにくい機能性便排出障害
  • 排便回数、量は保たれているのにも関わらず、便が硬く、硬便のために排便困難や強いいきみが必要となる(大腸通過正常型)排便困難症
  • 異常がないにも関わらず、絶えず排便刺激を認める排便強迫神経症

等、細かく分類しています。それぞれの病態を解析し、それに応じて治療を行うことが必要です。
特に機能性便排出障害は食事指導や薬剤のみでの治療は困難で、リハビリの検討が必要です。他の病態においてもすでに多種類の便秘の薬剤を服用されている患者様が多く、治療に難渋するケースが多いですが、外来では生活習慣の改善、食事指導、漢方薬を含めた薬剤による治療、排便リハビリ等を行っています。
改善までには時間と根気が必要ですが、あせらず治療を行っていきましょう。


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