便失禁（便漏れ）は誰にでも起こりえる病気です。
患者様にお話しを伺うと、便失禁は自分だけにおこった特殊な状態と思われている方が多く、周りの人や医療機関に相談できず、一人で悩まれているのが実情です。

便失禁（便漏れ）患者様は日本に500万人いるとされており、誰にでも起こりうる疾患です。
放置すると症状は進行し、いずれ外出すら困難になってきます。
日本における排便障害治療の有数の施設である熊本高野病院にて研修後、少しでも便失禁でお悩みの患者様のお役に立てればと、前任の川崎病院にて兵庫県下で先駆けて便失禁外来を開設いたしました（便失禁の手術療法である仙骨刺激療法の資格も県下ではじめて取得）。
便失禁外来では、神戸市内のみならず、阪神間、姫路方面、遠くは山陰や四国の方からも多数の患者様が訪れ、あらためて便失禁で苦しむ患者様の深刻さをうかがい知ることができました。

当クリニックにおいては、便失禁患者様に対し、診察の後に各種検査（肛門内圧測定、肛門超音波検査、直腸感覚検査、等々・・痛い検査ではありません）を行い病状を完全に把握しています。検査結果に応じて、食事指導、薬物治療、直腸感覚訓練、リハビリ治療（バイオフィードバック療法）等を行っています。
完璧に改善とはいかないかもしれませんが、７割程度は改善される方は多数お見受けいたします。
あきらめずに一度、当クリニックを受診して下さい。

肛門内圧測定機

バイオフィードバック機器

肛門エコー